東尾張乱射事件

【次回の記事予定】「お金」で「愛情」や「友情」が買える『脳内麻薬 ドーパミンの正体』を読んだ感想。

NUDE or Higashi

Owari Ranshajiken

ざわざわざわざわ

古本屋さんに憧れて読んだ至極本。

 

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古本屋になるには? その1。

ネット古本屋になろう!―無店舗で勝ち残れ!

ネット古本屋になろう!―無店舗で勝ち残れ!

 

 

第1章:激変する出版業界
第2章:気がつけば、ネット古本屋
第3章:ネット古書販売の仕組み
第4章:開店準備
第5章:本の取り扱いの基礎知識
第6章:本の買い取り
第7章:ネット型古書店経営指南篇
第8章:これからのネット古書店

 

 

  小資金で開業。かたわらにネコ。自由という乗り物。ゆくさきは······

古書店主とは? リラックスをまとった神聖者。おそらくちょっとだけ貧乏。だけれどそれがなにか?的なゆるぎない存在感。といったぐあいに、これまでぼくは古書店主のことをイメージしておりました。

 

そんなイメージが先行していたので、たとえば、自分が古書店主になると想像した場合に、「ふっと」ラクになるような心情につられて、こうした本を手にとり、想像どうりの内容だったとしても、特段おどろきはしませんでした。

 

もちろん商売なのだから、大変なのでしょうが、その「大変」をさしひいてもなお残っている「なにか」というものがあって、その「なにか」に惹かれて、つい古本屋さんとか、レコード屋さんとか、輸入雑貨屋さんとか、あるいは無農薬農家だったりとかをはじめてしまうのではないかと、かってに想像しました。ひどく口の悪いひとは「お花畑さん」とかいうのかもしれません。じっさい、ひとに向けて「お花畑さん」などと揶揄するひとは僕のまわりにはいないですが(^^)

 

 

 

 

そうは言っても街の本屋(古書店)が消えているのは事実。

 

 

 

本の奥付が2009年なので、すでに情報としては7年も前のもの。ましてや出版不況、活字離れ、電子書籍BOOKOFFAmazon.comの脅威、そして街の本屋さんのあいつぐ閉店。

 

そういった噂が頻々に囁かれる現状から察すると、もし仮に今から古本屋さんをやるのだとしたら?

 

それは、ぜったいしてはいけない選択でしょ!と、そんなふうに悲観してしまうのが、おそらく2016年における正しい受け止めかただと、そうぼくは思っていたのですが······

 

 

 

古本屋とは? その2

わたしの小さな古本屋?倉敷「蟲文庫」に流れるやさしい時間

わたしの小さな古本屋?倉敷「蟲文庫」に流れるやさしい時間

 

 

第一章:そうだ、古本屋になろう
第二章:見よう見まねの古本屋
第三章:お客さん、来ないなあ
第四章:めぐりめぐってあなたのもとへ
第五章:そして店番はつづく

 

ここでひとまず、

不況がどうとか関係なく、 

この本「最高の一冊でした」と言わせていただきます。

いつか、生きているうちに倉敷へおもむき、「蟲文庫」を訪れたいとさえおもいました。

 

 衝撃といってよい読みごこちでした。

 

なので古本屋さんについてのことは、いったん、脇においておいて(^^)

 

この著者さん(田中美穂さん)のものす「文体」というものが――もうー強く、胸に、脳に、じわーっと滲みこむといった効用に酔いました。

 

おそらく著者さんが好きであろう古い作家さんからの、影響なんだろうと推察いたしました。そしてその影響をうけたらしき筆頭の作家さんだと思うのですが、このかた↓

 

 

木山 捷平 きやま しょうへい

 

 

 

岡谷出身の作家/詩人さんで、本のエピソードではお墓として登場してました。

さいしょ、名をなんと読むのかわからなかったのでググったら

 

 その


ぐぐった先に『松岡正剛の千夜千冊』で『大陸の細道』という偉人の批評があったのでサクッと読んでみました。(勝手にリンク↑貼りました)

 

 

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 松岡さんのやけに重厚そうな批評に「ごくり」留飲をさげた次第です。

即効でAmazonでポチっとさせていただきました。

 

ちなみにどの「木山 捷平」本も文庫ながら、そこそこの値がついておりました。

 

そしてこちらが芸術選奨文部大臣賞を受賞した小説のようですが、どうもバイアスがたっぷりと、この表紙とかタイトルにあるとぼくは想像しました。

なぜなら、ユーモア小説とあるからです。

大陸の細道 (講談社文芸文庫)

大陸の細道 (講談社文芸文庫)

 

 敗色濃い戦争末期
酷寒の満洲へ渡った木川正介
様々な理不尽に諧謔で挑む文土――
著者渾身の傑作ユーモア長篇

世渡り下手な中年作家が生き残りを賭け闘う姿をあたたかく飄逸味あふれる描写で綴った、私小説の傑作。

 

blogs.yahoo.co.jp

↑のブログ情報によると、山口瞳が著書の作品を絶賛。解説は吉本隆明とありました。

ちなみに、無名時代の高橋源一郎の作品を押したのが吉本隆明で、その吉本隆明のすぐれた批評眼が評価しているのだから、すでにこの小説を読まずして、マニアックな良作であると推測できてしまいます。

 

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 ↑ ブログのタイトルが地味ですが、ひじょうに熱量の高い批評でした。

 

 

 

といったわけで、 

 

 


その他『わたしの小さな古本屋』では、リチャード・ブローティガンのエピソードが、ひときわ輝いておりました。

 

いつか、どこかで、もし、読み捨てられた文庫の翻訳小説をみかけることがあったらば、ぼくはこのエピソードをきっと想い出すような気がしました。それほどすぐれたエピソードだと思いました。

 

 

アメリカの鱒釣り (新潮文庫)

アメリカの鱒釣り (新潮文庫)

 

 あと、あまり関係ないですが、タイトルにある「鱒(ます)」という「漢字」にも「魚」にも馴染みがなくて、読書中も読了後もずっと、この漢字は(マス)でいいのだろうか?と不安に思っていたことを今思い出しました。

 

 

 

 

 

 

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リチャード・ブローティガン(1935年1月30日 - 1984年9月14日)/カリフォルニア州の自宅でピストル自殺しているのが発見されたそうです。

 

 

ぼくもブローティガン『アメリカの鱒釣り』をもっているので、ゆえにこの本で紹介されるエピソードに擬似共感してしまう。それはどうしても、ニンマリとせずにはいられない構造になっているのでした。そしてこの「ニンマリ(円環の微笑)」というのが、ひじょうーに大事なんではないかとおもったりしました。

 

 

なにがどう大事なのかはうまく説明できないですが、例えば、あるしゅの鳥肌感でいうと、ちょっと例えが古いですが、パフィーこれが私の生きる道の"ジャ。ジャ、ジャーン"というイントロを制するギター音が、ビートルズの楽曲から派生したものであると「わかる」という感覚に近いけれどそうではなく、「わかる」という感覚が、そっくりそのまま小説内小説(メタフィクション)として書かれているものを読んだときに感じるワープ感というのでしょうか······ふ~む、と・も・か・く。「あったかい」のでした。

 

 

あとこの著者さんの営まれている実店舗の古本屋。その名も蟲文庫(むしぶんこ)』という建造物が、これまた強力にカッコいいです。古民家ふうと申しましょうか、写真をみているだけで、なんだかホッとなにかに許されている気分になります。というか、蟲文庫と染められた白い「のれん」、そのたんなる白いぬのきれごとき、「のれん」様に、カッコいいと感じてしまうほど、その建物が「古本屋」であるという風情にしびれた次第です。

 

 

 

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倉敷美観地区「てくてく」ブログ

画像は↑こちらから勝手に拝借させていただきました。

 

 

mushi-bunko-diary.seesaa.net

 

 

 

twitter.com

 

 

 

あと本の後半で紹介されていた『ぼくは古本屋のおじさん』早川義夫(著)を、先日手に入れることができたので、ここ数日かけて読んでみようとおもいます。知る人ぞしるたいへんな名著らしいです。

 

 

 

西瓜糖の日々 (河出文庫)

西瓜糖の日々 (河出文庫)

 
愛のゆくえ (ハヤカワepi文庫)

愛のゆくえ (ハヤカワepi文庫)

 

村上春樹がこの翻訳小説のいくつかから、たいへんな影響を受けたとかで、ようしそれならばじぶんも読んでみようとおもって、何年かまえに読んだうちのひとりです。はたして、斬新とされる翻訳文がすぐれているのか、それとも内容自体がすぐれているのか、それとも内容がすぐれているからこそ斬新な訳がうまれたのか――勝手な想像ですが、当時、ヒッピー文化というものがあって、そうした生活をしたことなどひとつもないけれど、もしアメリカ人として生を受けていたら、じぶんも裸族として自由人として生活していかもしれない的な想像を掻き立てるのにかっこうな小説なのではないかと勝手に想像しました――もう、すっかり内容は忘れてしまいました。(^^)

 

芝生の復讐 (新潮文庫)

芝生の復讐 (新潮文庫)

 

 

ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)

ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)

 

 

ロンメル進軍―リチャード・ブローティガン詩集

ロンメル進軍―リチャード・ブローティガン詩集

 

 

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