東尾張乱射事件

【次回の記事予定】「お金」で「愛情」や「友情」が買える『脳内麻薬 ドーパミンの正体』を読んだ感想。

NUDE or Higashi

Owari Ranshajiken

ざわざわざわざわ

■映画『スティング』には見ないギャンブルの負け方

■競馬の負け方について
 連敗しているので多少なりとも落ち込んでいる、自分。
 大数の法則で言えば、このまま永遠に負けつづけることも不思議ではない。つまり、より緩く(おだやかに)「負ける」ことに重点を置くのならば、今、この時点でその賭け方を、三連単から単勝へ、または複勝にしたりすると、「負けなくなるのではなく」、より早く、確実に「負ける」らしいのだから、その法則ってのはホントいやんなちゃう。
 といった心境で、昨日じぶんの日記をアップしていると、youtubeに「北野誠 安田記念」と出てきたので見てみた。どうやらラジオのものらしい。その予想は結果は外れていたけれど、とてもうんちくがあって、スマートであり、つまるところ、いやに真似してみたくなる、カッコイイうんちくだったのだ。で、今度は北野誠と競馬の関連動画をつづけて漁っていると、今度は『競馬の達人』(ゲストが競馬場で馬券を購入し勝負する)という番組にいきあたり、ついつい見惚れてしまった本日。



北野誠
 出だしからパドック観戦にはじまり、その場にたまたま居合わせた「おとっつあん」といった男から、「ただ1点のみを買え、コノヤロウ」と北野誠は諭され、そのとおり、馬単で1点のみを購入すると、な、な、なんとそれが的中!
 んが、その後はパッとせず(ハズレまくる)、北野誠もかなりふてくされた状態で番組は終わった。
 他人(ひと)が競馬で負ける姿とは、じつに心和むものであったりした。なにしろこちらのサイフはまったく痛まないのだから、と。しかし、レースで負けが混んでくるうちに北野誠が、大数の法則に反して、三連単から単勝、あるいは複勝、三連複へと気持ちが傾いてゆく心境の変化、弱気の賭け方は、見ていて他人ごとではないなと、共感をおぼえたりもした。とはいえ最後は、大数の法則にしたがうかのごとく、一発逆転を狙い勝負を挑んではいた(玉砕されてはいたが)



大魔神 佐々木主浩
 こちらも北野誠と同じくデータ主義というイントロからはじまり、パドックはいっさい見ないとのこと。かわりになにやら数冊の書籍がデスクに用意され、軸馬が決まるとその書籍をペラペラと参照し、馬券購入にいたっていた。大魔神といえば、先日ぼくが応援したヴィルシーナの馬主である。そしてそのヴィルシーナといえば、安田記念の第4コーナーの位置取りはけっして悪くなかった。つまりヴィルシーナの脚が、彼女を応援するものの脳裏にある映像では、グンと伸びているのを、大魔神も見ていたはずである。まあ、それはさておき、馬主にまでなるほどの男なので、その予想や負けが混んできたときの買い方というのは、おそらく一聴必見に値するものだろうという心づもりで見入ったしだい。
 とにかく豪快な買いっぷりだった。僕はだいたい三連単の場合は1点100円なのに対して、彼らは¥3000〜 の世界。まあ、稼ぎがちがうのだからしょうがない。とはいえ、負け単位がうん10万単位というのは、さすがいに本人も堪えており、たしか負けが30万超えたあたりで、さすがの大魔神も、なんと複勝、あるいは自分の誕生日買い(夢馬券)を買っていた(それでも3万づつというのはすごいが)。で、けっきょくは50万の負けで玉砕されていた。



草野仁 
 紳士ではあるが、今回はリベンジということだった。前回は50万負け。草野仁パドックもチェックし、予想は前日からも準備していた。そのためか、最初から連続に的中!しかも三連単。ただしG1でないためか、ずいぶんと配当は安かった。ところが、レースを続けているうちに、やはり負けが嵩んでゆき、この草野仁でさえも、単勝、三連複などに賭け方が変化していった。ただ草野仁の場合、前日から狙っていたらしき穴馬が最終レースにあったらしく、そこへ三連複、単勝など、最後は大きく張って、それが的中!! なんと合計100万にまでなった。しかも、勝っただけでなくご祝儀としてスタッフへ1万円づつ配るという、“粋”で“男”なはからいをしていた。じつにカッコイイ。

■追記
そういえば、新馬戦をするにあたり、草野仁は調教タイムをおおいに参考にしていた。これはこないだ読んだ『馬券会計学』に書かれていたこととまったく重なる。もう、これは実践あるのみということか。



■まとめ
 やはり負けが嵩んできたら、単勝複勝に逃げるべきだと思った。これは勝負するというより、ツキを戻すとか、ただ単純に的中した時のほくそ笑み感をいただきたいとか、気持ちが腐ってしまわないといった効用があると見た。それで最後の最後は、大きく穴狙いというのが、競馬の達人たちの、おそらく最高ではなくとも、最善なのかもしれない大人の遊びかたなのだと予想する次第。
 今週末はG1レースがないので、パスしようとおもっていたが、この達人たちのスタイルを見て翻意することにした。そう、今週末はぼくも単勝or三連複でいこうと決めた。この次は必ず、取る!!

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