本屋で出会った半透明少女たち
あなたならどちらのほうを選びますか?
黒のエプロン 腕まくり そして本が好き
本のイントロで、まず高野文子さんのイラストにぐっときました。
巻末には2015バージョンも。古本屋さんではたらくイラストが!
序章 古本屋、はじめました。
一章 本を仕入れる
二章 本を売る
三章 古本屋のバックヤード
四章 店番中のひとりごと
五章 町の本を売る
日本でいちばんん小さな古本屋さん
宇田智子さん。
那覇市。屋号は〈ウララ〉というそうです。
ググると 永江朗氏(評論家)との対談が動画で上がっていたので見てみました。
そのながれで画像検索すると、すんなり店主さんの可愛らしいお姿がヒットしました。
なにが言いたいかというと、この店主さん、元ナンバーガールの田渕ひさ子に似ているなぁーと(^^)
若さとか、女性店主であるとか、そういうことを差し引いても、まだなにか魅力がある。それはそれでもう才能だなっと思った次第です。
雑誌『つるとはな』の取扱いを始めました。創刊号から最新3号まで。市場のおばぁさんたちにも読んでもらいたいです。https://t.co/juSWYCMERQ pic.twitter.com/A8jqNDfuV9
— 市場の古本屋 ウララ (@urarabooks) 2016年3月31日
さて、(^^)
そんな才能あるひとたちが特集されていた雑誌がこちら
本が好きだ!といいう人間のつくる書棚に圧倒されました
- 作者: マガジンハウス
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2014/07/01
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (3件) を見る
わざわざ行きたい新しい本屋のかたち/美しすぎる本屋/日本一広い本屋/このジャンルに強い100書店/古書展へ行こう。みうらじゅん×杉作J太郎/古本屋との付き合い方/etc
ブエノスアイレス(アルゼンチン)、マーストリヒト(オランダ)など、荘厳にすぎる教会のような本屋さんの画像にうっとりしました。
Dominicanen in top 10 'coolste' boekhandels ter wereld | 1Limburg | Nieuws en sport uit Limburg
東京から北海道へ。MilKバックナンバーフェア開催 | MilK ミルクジャポン
ですが、
ぼくの場合、この雑誌をなんども見返して、「ふっと」こころを落ち着かせてやまないのは、やはり〈BOOKS GIRL〉の彼女たちの勇姿でした。
冊子のなかほどです。P71からカラーで『ウララ』と昨日、書いた倉敷の『蟲文庫』にて、おふたりのお姿を見受けすることできました。そういう意味で言うとこの雑誌はそれだけも入手してよかったです(^^)
あとですね、
表紙のイラストがどうしたってステキだったので、検索したら、naoko shonoというアーチストさんでした。他にも盛りだくさんの作品がでてきました。
以前リーフレット用に描いた絵の一部です。 pic.twitter.com/alk9QRDhtN
— 庄野ナホコ (@nshono) 2016年3月31日
そのいっぽう、、、
また街の本屋さんが閉店しました。それでもあなたはAmazonをつかいますか?
http://yaraon-blog.com/archives/77663
そんな見出しや話題をときおりみかけるようになりました。
街の本屋さんの粗利は22%前後らしいです。
第一章 日本の書店がアマゾンとメガストアだけになる日
第二章 活字ばなれといわれて40年
第三章「街の本屋」は40年間、むしられっぱなし
第四章 「中くらいの本屋」の危機
第五章 電子書籍と出版界
第六章 本屋は儲からないというけれど
第七章 「話題の新刊」もベストセラーもいらない
おもしろかったです(勉強になりました)。
消費者、取次、出版、本屋、作家からみた本屋のありかた。多様な視点。これだけ本に対する愛情と、それにともなう統計的な分析が、緊張感をともなって最後まで書かれていました。
なぜ「本屋大賞」の結果がベストセラー本みたいなものになってしまうかという切ない理由も、この本を読んですこし納得しました。
あと永江朗さんの1日は、キンドルの日替わりセール品をチェックすることからはじまるとあったので、僕も真似をして先日『作家の収支』森博嗣(著)を¥290で購入いたしました(安い)。
その¥290のブツがこちら↓
情報商材のごとき景気のいい数字が踊っていました。そうして、事実そのように売れているのだから、よみごこちもよかったです(^^)
資料集めもしない、取材もしない、ともありました。
小説雑誌 原稿用紙1枚4000〜6000円
新聞連載 1回分が5万 1年だと1800万
あと印税とかetc、
コンスタントに売れている「小説家」の生活というのは、ほんと、自由だなーと呆れるほど感嘆しました。
かつては、貧乏な作家がおのれの吝嗇ぐあいをエッセイかなんかにして換金できた。けれど現在、そんなエピソードは飽和状態。
だから、そこはもう軽妙なかたりくち戦略。収支のいちいちも隠さない。数値はグラフにして文章にもする。たしかに知りたいとぼくは思いました。
もちろん売れっ子であることが前提であり、こうした売れっ子さんのおこぼれが、売れない作家さんやその他周縁に還元されているのかもしれませんが。
ちなみに以下の2作品が、とりわけ富をもたらしている2大巨塔のようです。
スカイ・クロラ (C★NOVELS BIBLIOTHEQUE)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: Kindle版
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すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&M
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
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