東尾張乱射事件

【次回の記事予定】「お金」で「愛情」や「友情」が買える『脳内麻薬 ドーパミンの正体』を読んだ感想。

NUDE or Higashi

Owari Ranshajiken

ざわざわざわざわ

【ロディアのブロックメモ】に【シュナイダーのボールペン】で根拠のない達成感と満足感にひたる時

文房具を楽しく使う ノート・手帳篇 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

文房具を楽しく使う ノート・手帳篇 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

『文房具を楽しく使う ノート手帳篇』和田哲哉(著)

一読して分かったことは、「あっそうなんだ!」という小さな開放感。

 ノートに王道なし。整理に真実なし。ノートを使いわけるというのはある意味政局的だということ。利便性とは抽象であり、どんなステキなノートを使っていようとも、ゆくゆくは飽きてしまう宿痾なのだ!とまでは書かれていなかったが、余白だらけのノートを何冊も意味なく使用するものからすると、これまでの己の堕落したノート術が、きゅうにまともなもののようにおもわれ、この著者の書くことに対して半ば信仰的に首肯しながら読み終えていった。

メモ偏でいちばんオススメされていたのが、RHODIA(ロディア)のブロックメモで、

口絵で示されていたのがNO11。縦10横7センチほどで、ちょうど文庫の半分くらい。僕はNO13(文庫サイズ)を使っている。


ロディア ブロックR No.11 横罫 オレンジ 2冊セット

ロディア ブロックR No.11 横罫 オレンジ 2冊セット

ブロックロディア No13【方眼】 cf13200

ブロックロディア No13【方眼】 cf13200


オレンジ色の表紙、5ミリ方眼で、罫線がなんとパープル。で、この紫の罫線にすこぶるマッチするんです、とやや自信をもって著者がオススメしていたペン色が「青」であり、たしかにその青がまた素晴らしく、完成された現代建築のごとく口絵に示されていた。さらに、このロディアのパープルの罫線に「茶」のペン色を愛用しているのが、ポール・スミスなのだともあった。

 手帳偏ではクオバアディスという、やはり外国産のものがプッシュされていた。


クオバアディスの特徴は、二つあげられており、ひとつはデザイン。ひとつは紙とある。で、ロディアの置いてある本屋さんや雑貨屋さんを回ったが、春日井でこの時期この手帳を扱っている店は無かった。次にネットで検索したが、ネットでは紙の違いまでは分からなかった。んが、手帳の詳細は分からなかったものの、

さきのロディアにすこぶるマッチする青ペンの正体というのが、偶然にも判明した。



【SCHNEIDER/シュナイダー】ベースボール ブルー×ブラックというもので、

なにやらドイツ生まれとのこと。愛用しているひとのコメントを見るとどれもこれも大絶賛。というわけで自分もアマゾンで購入してみた。


 デザインははっきりいって泣けるほどいい。握りごこちもよく、まるで付き合い始めの恋のごとく持っているだけで愛に抱かれている気になる。ペン先がかもすブルーという色の表現度にいたっては、なにか数年前のヒーロたち、サッカーの日本代表のユニフォームの青に近い。ただ、たまたまの偶然のことなのか、よほどの磁場がここにあるのか、僕に届いたこのペンはどうも紙質を厳選するらしく、さらに機嫌の悪いときおりは、ペン先をいくら走らせようとも、透明なペン跡のみを紙面に顕現させて終わることがある。まだよほど使いたりていないのだろうか? 
 そんな不具合にもかかわらず、不思議とこのペンが気に入っているという不合理さが、アナログな文房具だからこそいただける、ふくよかなオチなのかもしれない。

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